ソフトバンク和田毅投手(28)が4年ぶり2度目の開幕投手を務めることが24日、濃厚となった。WBC日本代表メンバーから漏れ、チームに合流。高山投手コーチは4月3日開幕戦の先発投手を「実績からいくと少なくとも和田か杉内」と2人に絞ったことを明かした上で、「WBCは最長で3月25日。いつ、どんな形で帰ってくるか分からないし、WBCに行って戦っている人間に『開幕はいけそうか?』とか言えない」と付け加えた。日本代表に残った杉内をWBCに集中させる考えで、和田中心かという質問には「そうなると思います」と答えた。

 二者択一の軸足は和田に傾いた。その和田は報道陣から開幕投手濃厚の情報を伝え聞き、「そうなれるように頑張ります。プロ野球選手なら狙っているし、張り切りすぎないようにする」と話した。この日は9日ぶりの生目の杜(もり)運動公園で、77球のブルペン調整。WBC公式球に別れを告げ、昨秋キャンプ以来となるNPB公式球を握った。「軽い感じがしますけど、すぐ慣れるでしょう」。表情と声は明るく、気持ちのリセットは完了している様子だった。

 日本代表合宿では21日の練習試合巨人戦に先発し、2回2/3を1安打無失点。調整は順調で、今後は紅白戦を飛ばし、オープン戦に登板する。頭の中を短期決戦のWBCから長期シーズンへ切り替え、投げ込み期間の設定も思い描いた。ソフトバンク元年の05年以来となる「勲章」に向かって、和田のモチベーションはまた高まり始めた。

 [2009年2月25日9時16分

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