<西武4-2広島>◇13日◇西武ドーム

 広島が久々の連敗を喫した。先発の斉藤悠葵投手(21)が、序盤に失点を重ねながら6回4失点と粘りの投球を見せ、何とか試合をつくった。斉藤は3連勝を逃したが、11日ロッテ戦で1イニング15失点した“千葉ショック”を振り払った。打線は3度の併殺打などでチャンスを逃し続け、10安打しながら5安打の西武に競り負け。5月20~23日に3連敗して以来の2連敗で貯金もゼロとなり、一から出直しとなる。

 斉藤は悔やんでいた。1点を先制した直後の2回裏、先頭の江藤を歩かせ、続くGG佐藤の二塁打で無死二、三塁のピンチ。2死までこぎつけたが、ボカチカにまた四球で満塁とし、片岡に右翼線二塁打を浴びてあっさり逆転を許してしまった。さらに3回も先頭の中島に四球の後、2死からGG佐藤に痛恨の2ランを食らった。

 斉藤は「先頭打者の四球が反省点。無駄な四球が多いし、もったいない。打線全体ではなく、1人1人の打者と対戦することを意識しないといけない」と、今季5勝目となる3連勝を逃して厳しい表情だ。

 難しいマウンドではあった。11日のロッテ戦(千葉マリン)で、中継ぎ陣が総崩れ。1イニングで15失点というプロ野球新記録を献上してしまうなど、1試合で23点も取られた。そのショックさめやらぬ中での先発。斉藤自身も、昨季日本一の西武と初対決だった。

 前日には「(大敗の後なので)ピリッとした投球をしたい。1回でも多く投げて中継ぎの人たちを休ませたい」と話していた。自分の役割は十分に理解していた。この日も失点場面以外は安定した投球で6回を5安打4失点。自己最多タイの7奪三振も記録。“千葉ショック”は振り払った。

 だが、この日は打線がことごとくチャンスを逃した。2、4、そして6回。無死から2走者を出す絶好機に、いずれも併殺打。7回には連打に暴投で1死二、三塁としながら犠飛による1点止まり。西武の倍の10安打を放っても2点しか奪えず、5月20~23日に3連敗して以来、久々の連敗を喫した。勝率も5割に逆戻りした。

 敵地にもかかわらず、一塁側から右翼席にかけて真っ赤に染まった赤ヘルファンの声援に「これに応えて1つでも多くの勝利をお見せしなければ」と、ブラウン監督は自分に言い聞かせるようにつぶやいた。【高垣

 誠】

 [2009年6月14日12時9分

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