<ヤクルト9-6巨人>◇21日◇神宮

 巨人先発の内海哲也投手(27)が、また失投に泣いた。2-2に追いついた直後の6回だった。2死三塁で打者は、4年間ノーアーチの代打志田。初球の内角を狙った直球が真ん中へ入り、左翼席へ決勝2ランを浴びた。長打の可能性が極めて低い打者でさえ、スタンドに放り込める甘い球だった。3本塁打でKOされた前回登板に続いて痛恨の被弾。昨季を上回る9敗目を喫した内海は「追いついてもらった直後の失点が…。本当に悔しいです」とガックリと肩を落とした。

 同点のまま踏ん張れば、7回からは山口や越智といった盤石のリリーフ陣を投入できた。原辰徳監督(51)は「こっちのペースになりかけていたところでね。あと1アウト。あそこが勝負のアヤ。何とか内海にしのいでもらいたかった」と唇をかんだ。チームワーストの19被弾の左腕に、伊原ヘッドコーチは「代打に初球を打たれてはね。そんなに球威があるわけではないんだから、コントロールをきっちりしないと。これでは大事なところで使えないよ」と厳しかった。

 豊田、野間口らリリーフ陣も乱調で、計9失点の完敗。終盤の打線の追い上げも及ばず、原監督は「9点は重かったね」とため息交じりに話した。2位中日とのゲーム差は、再び1・5に縮まった。1発病に悩む内海が本来の安定感を取り戻さない限り、竜の足音におびえる日々はまだまだ続きそうだ。【広瀬雷太】

 [2009年8月22日9時6分

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