日本ハムが、29日のドラフトの隠し玉的存在として、帝京・原口文仁捕手(3年)の指名を目指していることが28日、分かった。2年秋から本格的に捕手に転向しながら、日米親善高校野球で日の丸を背負い、複数の投手を巧みにリードする頭脳も含めた資質を高く評価している。二塁送球1・81秒台と強肩で、今夏の甲子園では打率3割8分5厘と打力も発揮し、8強入りの原動力となった。

 1位指名は花巻東・菊池で確定しており、外れ1位は智弁和歌山・岡田俊哉、西条・秋山拓巳、東海大望洋・真下貴之、福岡大大濠・川原弘之(いずれも3年)ら高校生投手を軸に調整。明豊・今宮健太(3年)は投手ではなく、野手として高く評価している。高校生捕手1人の指名も目指しており、原口をその筆頭候補としてリストアップしたもようだ。

 [2009年10月29日10時11分

 紙面から]ソーシャルブックマーク