日本ハムが、国内フリーエージェント(FA)の権利を行使した藤井秀悟投手(32)と再契約する意向がないことを、あらためて確認した。11月30日がNPBへの提出締め切りだった、来季契約の意向がある選手名を記載する保留者名簿に、藤井も記載された。国内FA選手は記載するという規定のための措置で、球団幹部は「再契約はない。移籍を前提としてのもので、そうなるものと思っている」と話した。藤井にはいまだ積極的に興味を示している球団がなく、今後が不透明。日本ハム側は最終的に、藤井が希望すれば、保留権を放棄して自由契約にすることも視野に入れてはいるが、当面は静観する。海外挑戦も可能になる前例のない事態は回避したいだけに、藤井の動向に注目している。

 [2009年12月1日10時1分

 紙面から]ソーシャルブックマーク