ソフトバンクの高卒4年目の福田秀平内野手(20)が、春季キャンプ初のA組スタートをつかんだ。1軍未出場ながら「ポスト川崎」を期待される若手成長株。昨年も春と秋のキャンプでA組は経験したが、いずれも途中昇格だった。オフには「宗さん(川崎)と同じことをやっていても宗さんは追い越せない」と、これまで行っていた川崎との自主トレをやめた。ヤクルト田中浩とのアリゾナ自主トレで徹底的に体幹を強化し、一回り成長した姿で帰国してきた。

 湯上谷内野守備走塁コーチは「今年は(福田)秀平と明石がキーマンになる」と説明した。福田には遊撃、明石には二塁を守らせる予定。川崎、本多のレギュラー二遊間を脅かすことのできる存在として、チーム内の競争心をより一層あおるつもりだ。川崎も高卒4年目でレギュラーをつかんだ。チャンスを無駄にしないためにも福田が、偉大な先輩を追い越してみせる。

 [2010年1月31日11時41分

 紙面から]ソーシャルブックマーク