ヤクルト由規投手(20)が、荒木投手コーチからカミナリを落とされた。13日、浦添市民球場で行われた紅白戦に先発したものの3回6安打4失点。制球を乱すのを恐れ、持ち前の迫力がなくなってしまっていた。背信の右腕に荒木投手コーチは「あんなボール使えないって本人に言った。形ばかり気にしてたら良さがない。さみしかった」とバッサリ切り捨てた。

 ヤクルトにとって由規は先発ローテで1年間戦ってくれないと困る投手。期待が大きいからこそ荒木コーチも厳しくなる。登板後、新たに取り入れたバドミントンでひじの使い方などを確認した由規は「力不足でした。でもやることは分かっている。ボールにうまく力が伝わるようにしていきたい」と、次回登板に向けて気持ちを切り替えた。

 [2010年2月14日8時42分

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