<ソフトバンク1-0楽天>◇18日◇福岡ヤフードーム

 楽天田中将大投手(21)が121球で力尽きた。0-0の9回2死一、二塁。ソフトバンク松田へカウント1-0から、抜けたフォークが真ん中に入った。打球は無人の左中間へ転がった。07年9月26日、日本ハム・ダルビッシュと投げ合って以来2度目のサヨナラ負け。田中は、両手をヒザに突き、頭を垂れた。東京へ行く準備のため約1時間後に報道陣の前に現れ「今年の中では一番良かったですけど、結果的に、あそこがすべてです。粘りきれなかった。ああいう打たれ方は悔しい」と松田への1球を悔やんだ。

 9回は四球、盗塁、悪送球で、無死三塁とした。絶体絶命のピンチをしのいで2死一、二塁まで、耐え忍んだだけに、落胆は大きかった。「ノーアウト三塁から2死までこぎ着けたけど、最後にショウもない球を投げてしまった。先頭に四球。まだまだ甘いなと思いました」と自身を責めた。ただ、4試合連続の完投で1失点。ブラウン監督は「素晴らしい投球だった」と話し、佐藤投手コーチは「普通の田中に戻ったな」と今季最高の投球とたたえた。4番山崎は「将大に申し訳ない」と言った。手痛い敗戦ではあるが、低迷するチームの反骨心を膨らませたならば、田中も報われるだろう。【金子航】

 [2010年4月19日8時25分

 紙面から]ソーシャルブックマーク