期待の緊急昇格だ。巨人原辰徳監督(51)が11日、大田泰示内野手(20)を12日のソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)から今季初めて1軍に昇格させることを明かした。決断は、この日の朝。昨季のドラフト1位ルーキーは現在、イースタン・リーグで13本塁打、35打点の2冠。打率も6月は5割5分と打ちまくっている。相手先発は和田、杉内と左腕2人が濃厚。好調な右打ちの大田に白羽の矢が立った。同球場でチーム練習を終えた原監督は「ファームで結果を出しているから。それがうちのスタイル」と、09年の交流戦以来となる昇格を決めた。

 波に乗るバットが指揮官の予定を変えさせた。当初は交流戦終了後、リーグ戦が再開する18日までの練習に合流させるつもりだったが「あまりにもファームで結果を残していた」と原監督を驚かせた。代打要員が濃厚だが「明日になって気持ちが変わるかも知れない」と、状況によりスタメンもあるかも知れない。

 昨季は3試合出場し、唯一の打席では、ロッテ・シコースキーに空振り三振を喫した。初安打の期待もかかる。ジャイアンツ球場で2軍練習を終えた大田は急いで羽田空港へ向かった。「フルスイングします。持てる力を全部、出せるように頑張ります」と気合十分で福岡に乗り込んだ。【古川真弥】

 [2010年6月12日8時19分

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