<オリックス0-3日本ハム>◇18日◇京セラドーム大阪
会心の?
珍事だ。日本ハムは先発糸数敬作投手(25)が3回途中で右脇腹を痛めて緊急降板したが、必死の6人継投で4安打完封。梨田昌孝監督(56)は「ちょっと困ったな」と苦悶(くもん)の表情を浮かべたが、30年ぶりに球団史をこじ開ける白星。リーグ戦再開初戦をドタバタながら、飾った。
舞台裏は、てんやわんやだった。3回無死一塁で送りバントを処理した糸数が負傷し、ブルペンに緊張が走った。「いきなり電話がかかってきたんですよ」。肩も温まらないまま榊原が緊急登板。15日ヤクルト戦でも、1回で降板した先発増井を引き継いだ「ミスター・スクランブル」が、5回まで1安打無失点でしのぎ流れをつくった。
6回以降は石井-建山-宮西とつなぎ、9回は開幕直後に守護神から陥落し「今まで散々、迷惑を掛けて申し訳なかった。取り返したい」という武田久が締めた。手薄な先発陣の一角に期待した糸数は誤算だったが、相手を下回る3安打で交流戦王者を一蹴。梨田監督が「分からんもんや」と、首をかしげるハッピーエンドとなった。【高山通史】
[2010年6月19日8時19分
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