<ソフトバンク2-4オリックス>◇25日◇福岡ヤフードーム

 オリックスが指揮官の緊急事態をチーム一丸で乗り切った。球場入りした岡田彰布監督(52)が39度の熱を訴え、タクシーで福岡市内の病院へ直行。練習を休み、点滴を打ってメンバー交換20分前に舞い戻った。「汗びっしょりや」と、明らかに血色が悪かった。

 エース金子千尋投手(26)が救った。22日ロッテ戦のサプライズ救援から中2日での先発。「影響はなかった」と5回まで完全、わずか48球の省エネ投球。岡田監督を驚かせた。「良すぎて心配しとった。直球?

 走ってる、走ってる、ずっとな」。今季4連敗中だった和田つぶしのため、ローテ再編したベンチの期待に8回4安打2失点、13勝目で応えてみせた。

 打線は天敵をきっちり打った。1回にカブレラ、4回に坂口がそれぞれ適時打。終盤はソフトバンク自慢の救援陣から敵失を絡めて、加点した。8回は坂口の盗塁、9回は代走森山の体を張った本塁生還が生きた。一丸だった。

 「わざわざ(ローテを再編して)な。いろんな意味で、今日勝つの大きい。勝負に出んとしょうがないよ、下のチームはな。負けたら終わり、勝ったら次いける。そういうゲームの繰り返しや」と、岡田監督は熱っぽかく言った。5・5ゲーム差あるCS圏へ希望をつなげた。【押谷謙爾】

 [2010年8月26日14時20分

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