<広島4-1巨人>◇28日◇マツダスタジアム
後半戦に入り6度目の首位陥落を味わった巨人原辰徳監督(52)は、少し充血した目で敗戦を総括した。「負けるときは原因が分かりやすいですね」と簡潔だった。
敗因は投打にあった。打線は、広島の2安打を大きく上回る2ケタ10安打を放ったが1点のみ。特に、ジオの手元で動くボールを打ちあぐねた。6回まで7安打も、連打はなく暴投による1点だけ。毎回走者を出したが適時打がなかった。2点を追う4回には1死二、三塁をつくったが、エドガー、長野とボール球を振って凡退。他にもボール球に手を出す場面が見られ、「その辺で助けてしまった」と指揮官。“分かりやすい”敗因だった。
投手の敗因も分かりやすかった。先発福田が1回、先頭からの連続四死球をきっかけに2失点。2回以降も毎回のように四球を与えた。1点を返した直後の6回には、再び先頭へ四球を与え、広瀬に2ランを浴び降板。多少の制球ミスはあっても勢いで押すタイプだが、計6四死球は多かった。原監督の「持ち味というか、そろそろ卒業してもらわないと」という嘆きも当然で、2軍で再調整となる見込みだ。
阪神、中日との3連戦に続けて勝ち越し、迎えた5位広島との今カードだったが、連敗で負け越し決定。波に乗れない夏が続く。試合数の少ない3月や10月をのぞけば、7月は3年ぶりの月間負け越しを味わった。8月も2試合を残し11勝13敗となり、勝ち越しがなくなった。2カ月連続で負け越せば、4位に終わった06年6、7月以来となってしまう。激しい優勝争いで飛び出すためにも、流れを変えるきっかけが欲しい。【古川真弥】
[2010年8月29日8時51分
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