<日本ハム0-2ソフトバンク>◇31日◇札幌ドーム
ソフトバンク自慢の日替わり方程式「火消6」がまたまた好救援だ。先発デニス・ホールトン投手(31)の後を受けた森福允彦投手(24)が1イニングをピシャリ。摂津、ファルケンボーグ、馬原のSBMへつなぎ、今季7度目の無失点リレーを完成させた。そろい踏み16連勝の勝利の方程式「SBM」に、甲藤を加えた「SBM48」が今季定着。さらに森福、金沢を加えたリーグ最強の日替わり方程式が、チームを7年ぶりVへと導く。
最強の救援陣が、指揮官の采配もさえさせる。2点リードの6回1死。そこまで日本ハム打線を2安打無失点に抑えていた先発ホールトンを、秋山監督は早々と降板させた。2番手に告げたのは森福。前カードのロッテ3連戦で好投した左腕を、リーグ首位打者・田中の刺客に送り込んだ。乗りに乗っている左腕は、田中を外角へのスライダーで空振り三振。「すべて狙ったところに投げられた」。続く森本は低めの直球で遊ゴロに抑えた。
秋山監督
思い切った継投?
そうでもないよ。
指揮官の淡々とした言葉は、シーズン終盤でパワーアップした救援陣への自信の表れだ。7回のマウンドにも登った森福は3番稲葉を、外角ギリギリのスライダーで見逃し三振。わずか9球で日本ハムの上位打線を料理した。「森福の存在は本当に大きい」と高山投手コーチ。終盤で誕生したニューヒーローの躍進が、救援陣を想像以上に強固なものにしている。
今季中盤で6回に甲藤、7回に摂津、8回にファルケンボーグというリレーで馬原へつなぐパターンが確立した。だがこの日3番手で登板した摂津は61試合目の登板。甲藤、ファルケンボーグもともに50試合以上に登板している。摂津は無失点に抑える底力は見せたが、連打で一打同点のピンチを招いた。「森福がいることで左対左の選択肢ができた。甲藤、金沢もいるので、疲労のある投手の事を考えられる」。この日も接戦で甲藤を休ませられ、摂津を2/3イニングの起用に抑えられた。
最強救援陣らしく、最後は守護神の馬原がピシャリとハム打線を3人で料理した。巨人豊田を抜き歴代単独7位の通算158セーブも達成。「厳しい戦いが続くんで、どこも必死」と馬原。「SBM48」から進化をとげ、大事な終盤戦に誕生した「火消6」がいる限り、7年ぶりVへは間違いないはずだ。
[2010年9月1日11時32分
紙面から]ソーシャルブックマーク




