<中日7-2横浜>◇11日◇ナゴヤドーム

 常葉学園菊川のエースとして07年センバツを制した横浜の田中健二朗投手(20)が、プロ3年目で初めて1軍マウンドを踏んだ。2-7の8回に登板し、直球とカーブのコンビネーションで中日打線を3者凡退に抑えた。肩の故障を乗り越えてようやくつかんだ登板機会に「すごく緊張して、足がプルプルと震えていました。とにかく投げられたのが収穫です」と試合後も緊張気味の表情を崩さなかった。期待の若手左腕が好投し、尾花監督も「(今日の投手の中で)一番落ち着いて投げていたね。チャンスがあれば先発で使ってみたい」と来季へ向けての希望の光を見いだしていた。

 [2010年9月12日9時4分

 紙面から]ソーシャルブックマーク