<ソフトバンク5-4西武>◇20日◇福岡ヤフードーム
史上最強の中継ぎ陣が天王山での奇跡の3連続逆転勝利を呼び込んだ。まずは「福の神」こと森福允彦投手(24)だ。3点ビハインドの3回2死二塁のピンチで登板。西武2番の栗山をカーブで左飛に打ち取り火消しの役目を果たした。6回は3者連続三振に取って、その裏の打線の逆転劇につなげた。前日に続いて2日連続勝利投手となり、今季3勝目をつかんだ。
「首位争いでマウンドに上がれることはあまりないので、楽しんでやらなきゃ損です」。息詰まるV争い、2日連続のお立ち台も板についてきた。森福の支えになっているのが先輩甲藤の活躍。甲藤は08年フェニックスリーグで同室になるなど、1年目からいろいろ面倒を見てくれた。「甲藤さんと一緒に活躍しようという思いが強かった」。その目標を果たし、今季は2人ともSBMと並ぶリリーフ6人衆「火消6(シックス)」として逆転優勝への「使者」にまでのぼりつめた。
続く摂津正投手(28)は今季70試合に登板し、伝説の鉄腕に並んだ。2年連続70試合登板は西鉄稲尾和久(58~59年)以来51年ぶり、史上2人目の快挙。1年目からの2年連続大台は史上初で「自信になりました」と喜んだ。森福の好投にも刺激され、7回から2イニングを無失点。打者8人から4三振を奪う力球で馬原へつないだ。42ホールドポイントはリーグトップで、38ホールドはファルケンボーグに1個差。いずれも06年に武田久(日本ハム)が作った40H、45HPのリーグ記録に迫る。
高山投手コーチは「特別な試合で期待に応えてくれた」と森福らへの信頼の高さを口にした。次戦23日ロッテ戦まで2日間空く。「中継ぎ以降、本当に頑張ってくれている。ここまできたら全員でカバーしていく」と、秋山監督も総力戦の構えだ。【前田泰子】
[2010年9月21日11時16分
紙面から]ソーシャルブックマーク




