巨人がマーク・クルーン投手(37)と来季の契約を結ばない方針を固めたことが15日、分かった。クルーンは残留を希望していたものの、球団側は今季の不安定な投球内容から抑えとしての契約延長はしないことを決定。16日(米国時間15日)の交渉期間終了をもって、話し合いは打ち切られる見込みとなった。クルーンが抑えの座にこだわらない場合は巨人と再交渉する可能性があるが、本人はあと23セーブに迫った通算200セーブ達成に意欲を見せており、今後は国内他球団への移籍を模索することになりそうだ。1日に帰国した際に「一番は巨人に戻ること。うまくいかなければ、違うチームでプレーすることになる」と話していた。今季は52試合に登板し、4勝3敗25セーブ、防御率4・26だった。

 [2010年11月16日8時11分

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