巨人の育成左腕アダム・ブライト投手(26=オーストラリアリーグ・メルボルン)が、支配下入りへ1カ月の猶予を得たことが30日、分かった。野球協約の「育成選手に関する規約」第9条に「26歳以上となる新外国人選手を育成選手から支配下選手へ移行する場合の期限は3月末日までとする」とあるが、今季は特例として期限が4月末に延期。

 球界関係者によると、開幕延期問題を議論していた15日の実行委員会で、巨人が同期限の延期を提案していたという。震災による過密日程と選手の負担を考慮し、“規制緩和”を求めたものとみられる。

 巨人原監督も、1カ月の延期について問われると「あと1カ月をかけて見極めたい」と話した。ブライトはこの日、川崎市のジャイアンツ球場で調整。残り1カ月での昇格を目指す。