ロスでコツコツやりますよ~。オリックス駿太外野手(18)が12日、米国ロサンゼルスでの自主トレに、けん玉トレーニングを取り入れることを明かした。この日、T-岡田や伊藤らと大阪・伊丹空港から成田経由でロサンゼルスに出発。荷物の中にけん玉をしのばせていた。

 「1日5分でも絶対に暇な時間はあるだろうから、やりたい」。きっかけは、正月のテレビ番組でソフトバンク松田と本多が見せた練習だった。

 駿太

 日本からロスに持っていく物はけん玉です。けん玉トレーニングを正月のテレビでやっていた。膝が使えるし、集中力を養えると。ソフトバンクの松田さんと本多さんがやっていたらしいです。膝を使うから、低めの球が拾えるとか。今までけん玉はやったことがないですけど、地元でお母さんが2個買ってきてくれました。

 松田と本多といえば、昨年のゴールデングラブを受賞した、リーグを代表する守備の名手。2人が試合で見せる球際の強さは、あの練習のたまものか…と18歳の心は震え、さっそく取り入れることを決めた。

 T-岡田に誘われての初の海外自主トレ。しっかり動き、しっかり食べて目標体重80キロに到達する計画を練ってきたが、さらにそこへ膝と集中力を鍛えるけん玉トレが加わった。ロスの青空の下でコツンカツンと、快音を響かせる。