西武木村文紀投手(23)が外野手に転向することが11日に決まった。木村は06年高校生ドラフト1巡目で入団。渡辺久信監督(47)が背負った背番号41を託されたように、「ナベQ2世」として期待されたが、プロ6年間で1勝と伸び悩んだ。高校通算33本塁打を放つなど、ドラフト時から野手としての評価も高く、打撃力を生かす道を決断した。「未練がないと言ったら、うそになりますけど、やるからには野球人生をかけてやります」と決意を込めた。行沢2軍監督は「入ってきた時から、いいものを持っていた。今日でもしっかりトップの位置を作って、打っていた」と評価。鈴木球団本部長は「走攻守、全ての面で優れたものを持っている。能力は高いので、心機一転やってくれれば」と期待した。