オリックスが、今秋ドラフトで大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手(3年)を1位指名する方針を固めた。26日、京セラドーム大阪で定例の編成会議を開いて、ドラフト戦略を確認。村山球団本部長は、地元大阪出身で甲子園の春夏連覇を達成した右腕について「大阪のチームは、大阪の選手を。藤浪君以外にないです。我々にとっても、ファンの皆さんの期待に応えていく必要がある。誰もが異論はないでしょう」と口にした。

 阪神も24日にスカウト会議を行って、藤浪を1位指名する方針を確認している。それでも村山本部長は「阪神(のフランチャイズ)は兵庫県ですから。我々が指をくわえて待つことはないでしょう。果敢に指名していく。(阪神)中村GMには負けませんよ」。前日25日に休養した岡田政権下では10年、11年と1位抽選で「4連敗」しているが、リスク覚悟で指名する。