オリックスが助っ人右腕のブランドン・ディクソン投手(28)、アレッサンドロ・マエストリ投手(28)と来季も契約する方針であることが15日、分かった。ディクソンはここまで金子に次ぐ7勝を挙げ、球団関係者は「結果も出ているし。残ってもらいたい」と前向きな姿勢を示した。ディクソンサイドも残留に障害はないとみられている。

 イタリア人右腕のマエストリは昨季終盤に加入。今季は開幕ローテーションを期待されながら不調で3度の2軍落ちを経験した。中継ぎに配置転換されてから4試合連続無失点。同関係者は「年俸も安い(1500万円)し、先発としても可能性はある」とし、両右腕に対する期待は高い。

 野手では阪神などが興味を示す李大浩内野手(31)、アーロム・バルディリス内野手(30)の両助っ人の慰留に全力を注いでいる。オリックス本社が50周年を迎える来季は、常勝軍団復活が最重要課題。助っ人をつなぎ留めることが補強の最優先事項となる。