オリックスのアーロム・バルディリス内野手(30)が他球団への移籍の可能性を否定しなかった。17日に関西空港から母国ベネズエラに帰国。今季は主軸を務め、打率2割8分9厘、17本塁打、91打点。「まだ条件は見ていないが、オリックスからいいオファーがあれば、残る。チャンスももらったし、感謝している」と残留を基本線とした。

 一方で他球団に門戸を閉ざす考えはなかった。「いい条件を出してくれるところが、自分を必要としてくれると思う。他球団のオファーを見てみる。いい条件があれば、チョイスする」と契約内容を重視している。球団側は来季も戦力と考え、残留交渉を進めている。今季の年俸5000万円から、2年総額1.5億円の条件を提示している模様だ。同じ助っ人の李大浩内野手(31)も退団の可能性を示唆しており、状況次第でダブル流出の恐れが出てきた。(金額は推定)