ソフトバンクが30日、宮崎キャンプのA組(1軍)、B組(2軍)の振り分けを発表した。A組には4年目捕手拓也(21)を初めて抜てきした。昨年まで育成契約。シーズン後の11月末に支配下登録されたばかりで、山下の右肩が本調子ではないため選ばれた。

 「鶴岡さんたちにもいろいろ聞きたい。自分の長所なのでアピールしたい」と二塁へ1秒73という驚異的タイムで送球する強肩を披露する。12月は台湾のウインターリーグでプレー。監督を務めた巨人大森育成部ディレクターが名付けた「足軽ジャパン」でDeNA高城と併用され、自信をつけた。

 一方、黄色靱帯(じんたい)骨化症から復活を期す大隣、昨年終盤に右肩を痛めていた武田らがB組。大隣は「監督の配慮だと思う。やることは変わらない」と初日からブルペン入りするつもりだ。