佑ちゃん、1年目から活躍すれば経済効果は約52億円!
28日に行われたプロ野球新人選手選択会議(ドラフト)で、注目の早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)は4球団の競合の末、日本ハムが交渉権を獲得した。関西大大学院の宮本勝浩教授(65)は、同投手が1年目から活躍した場合、北海道を中心に52億5045万円の波及効果を生み出すと試算した。ハンカチ王子のプロ入りは、プロ野球最北の球団をホットにしそうだ。
宮本教授は過去に西武松坂(現レッドソックス)、日本ハム・ダルビッシュ、楽天田中の入団時にも、経済効果を試算してきた。佑ちゃん効果は、人気&実力抜群のビッグスリーを超える。「田中投手はキャンプやオープン戦を含まず約29億円。加算すれば35億~38億円と推定できる。注目新人でも30億円前後が普通。50億円は驚きです」と話す。
ハンカチ王子の人気ぶりは、“ハニカミ王子”のプロゴルファー石川遼に共通するという。「まじめで清潔な印象がある。若い方から年配の方まで、女性ファンが多いのが特徴で、新しいファンを開拓できるでしょう」と予測する。
佑ちゃんが1年目から活躍すると想定し、同教授は直接経済効果として、6つの増加要素を挙げる。(1)公式戦観客数(2)キャンプとオープン戦の観客(3)グッズ売り上げ(4)放送権収入(5)広告収入(6)契約金、年俸。観客数増は、今年の日本ハム主催試合での年間観客数が194万5944人だったことを参考にし、観客数が10%増加すると予測。入場料や交通費、グッズ購入で1人当たり1試合の消費額を9500円とし18億4864万円増を見込む。敵地試合は登板10試合と仮定し2億813万円増。また交流戦のビジター12試合のうち2試合に登板するとして5408万円。計21億1085万円と試算した。
ほかにキャンプ、オープン戦の観客増で6億1000万円、沖縄・春季キャンプを訪れるファンの宿泊費が6447万円。グッズ売り上げはダルビッシュ、田中の実績を参考にし、1億5000万円。ここにテレビ・ラジオの放送権、広告収入増、契約金・年俸が加わり、37億5032万円に上る。さらに弁当、グッズなどの原材料売り上げも増える1次、2次波及効果が加わって、52億5045万円という試算だ。
本拠地が札幌ドームということも効果を大きくするという。同教授は「ドーム球場は入場料が高いし、キャンプ地が沖縄なら、遠方からのファンも増え宿泊などの消費効果も大きい」と分析する。もちろん活躍が前提。同教授は「球団も盛り上げたいでしょうし、活躍してほしいですね」と、ビッグな佑ちゃん効果を予測し、期待している。




