阪神和田監督が、ドラフト2位指名の鹿児島実・横田慎太郎外野手(18)に「掛布道場」入りを勧めた。186センチ、85キロで高校通算29本塁打の横田は3年春から投手を兼任するなど、元ロッテの父真之さん(50)譲りの抜群のセンスがある。東都大学リーグで、駒大の真之さんとしのぎを削った経験がある日大出身の和田監督は「来年の春には見てもらいたい選手の1人になってくる」と、同じ左打ちでGM付育成&打撃コーディネーターに就く掛布氏による指導に期待した。

 球団幹部は「ドラフト2位だし、期待が高い。それなりの背番号を用意したい」と話し、かつては掛布氏が背負い、今季は、戦力外となった林威助が着けた背番号31を用意する可能性が浮上。中村GMも「ゾッコンほれ込みました」と絶賛した左打者を、掛布氏の指導などで虎色に染めていく。