ダル先生の恩返し-。侍ジャパンのダルビッシュ有投手(36)が宮崎での強化合宿前日の16日、宮崎での初練習を行った。
侍ジャパンの巨人岡本和真内野手(26)大城卓三捕手(30)大勢投手(23)戸郷翔征投手(22)との合同トレで軽めに調整。大城卓とはキャッチボールを行い、戸郷には約20分、変化球の握りなどをアドバイス。前夜には食事をともにするなど親交を深めた。かつて自主トレの拠点にしていた場所で、強化合宿への臨戦態勢を整えた。
◇ ◇ ◇
ダルビッシュが日の丸を背負って宮崎に帰ってきた。午前10時30分過ぎ、「JAPAN」のロゴ入りリュックを背に、木の花ドームに入った。キャッチボールなど軽めの調整を済ませた。メジャー組で唯一、強化合宿に参加する。「久しぶりの日本というのはありますし、以前ここに住んでた時期もあった。恩返しじゃないですけど、そういう気持ちもあります」。自主トレの拠点にしていた宮崎で、素直な思いを口にした。
前夜には、世代の違う初対面のチームメートとの距離を縮めた。宮崎に滞在していた巨人の岡本和、大城卓、戸郷らと会食。「日本の選手と関係がない。なるべく仲良くなりたい。全く違う年代で違う世界を見て育ってきているので、そういう選手たちと一緒にプレーして、アップデートできると思いますし、すごくうれしい」と関係を深めながら、刺激も受ける。
チーム最年長として、豊富な経験値を惜しみなく伝える。キャッチボール中の戸郷のもとに歩み寄ると、20分ほど、実演を交えてスライダーやツーシームの握りやカーブの腕の使い方を伝授した。ただ、圧倒的な実績を誇っても、上から意見を押し付けることはしたくない。「あくまで自分の経験を伝えて、1つの引き出しの中に入れてくれたら。お互い意見交換しながら、優勝を目指すだけじゃなくて、みんなでレベルアップできれば」と強調した。
2時間弱の練習を終えると、集まったファンへ1人残らずサインを書く“神対応”で車に乗り込んだ。世界一のため、日本球界のため、全てを還元する1カ月にする。【小早川宗一郎】
▽巨人岡本和(15日にダルビッシュとの食事会に参加) 緊張して覚えてない。気づいたらホテルにいました。なかなかああいうすごい方と話す機会もないので、ご飯行かせてもらって良かった。
▽巨人大城卓(ダルビッシュのキャッチボール相手を務め) 受けたことのないような感じの球でした。(食事会では)野球の話だったり、とてもレベルの高い話をしていただきました。




