侍ジャパン佐々木朗希投手(21=ロッテ)が15日、チェコ代表のウィリー・エスカラ内野手(24)への「お菓子差し入れ謝罪」の真相を明かした。休養日の13日、11日の1次ラウンド・チェコ戦で、162キロ直球を左膝に当ててしまったエスカラへ、「コアラのマーチ」「パイの実」などロッテのお菓子を2袋分大量にプレゼント。和解の2ショット写真を撮影していた。

佐々木は「チェコの選手たちがすごいいい人たちで、試合中もああいう感じでしたし、いい人だから(謝罪にいきたくなった)じゃないですか。そういうふうに思ったからですかね」と心境を話した。剛速球デッドボールを当ててしまったエスカラとはインスタグラムでやりとりも行い「許してくれてありがとうという感じです(笑い)」とメッセージを送った。

チェコのパベル・ハジム監督からは「わぉ、なんというジェントルマンという瞬間だった」と人柄を絶賛されたが「いやいやいやいや、それはチェコの人たちがそれを受け入れてくれたので」と謙遜しきりだった。

チェコは今大会の結果で、次回2026年3月開催予定の第6回大会には予選免除で本戦に出場できることが決定。佐々木は「チェコに限らず、野球がたくさん広まってくれたらと思ってます」と世界的な野球の発展を願った。