どうする10回-。侍ジャパンには今大会、未知の延長タイブレークが待っている。前回は延長11回から無死一、二塁でスタート。2次ラウンド初戦のオランダ戦で日本は史上初めてタイブレークを戦い勝利した。ただ今回は延長10回無死二塁から。状況が変わった。それでも誰かが投げ、抑えにいかなければいけない。

25日のソフトバンクとの壮行試合では最初から延長10回が組まれた。このタイブレーク練習で登板予定の高橋宏斗投手は23日に「大海さんに状況とか雰囲気を聞きたい」。昨年11月の巨人との強化試合に同様の場面で投げた伊藤大海投手なら、どうする? と聞きたがっていた。

一夜明け、伊藤は高橋宏から質問を受けたのか。「『タイブレーク投げるんですよねー』は、ありましたけど『どうですかね?』は、ありませんでした。僕も去年、打たれたんで」と、2失点したことを思い出して苦笑い。その経験を踏まえて助言するなら、どうする? 「気持ちや状況整理が難しい。いろんなことを考えてしまうので、打者集中で最悪1点はしょうがないという気持ちでいい」。大事なのは割り切った心構え。そして「あのボールなら簡単に送ることもできないと思う。宏斗なら大丈夫」。自分を信じてマウンドに上がればいい。【木下大輔】