侍ジャパン山川穂高内野手(31=西武)が、お目覚めした。

4回2死二塁、大谷の代打で登場すると、オリックス吉田凌投手(25)のスライダーを捉え、左翼線にはじき返した。大谷の代打での出場に「嫌ですね。ブーイングされるんじゃないかと(笑い)。大谷さんの後なので。やっぱすごいっす。本当に人間じゃない人と比べないでほしいなと。僕は人間なので、人間らしくやりたいと思う」とユーモアを交えて愚痴った。

今季初安打&初打点となる適時打を放つと、8回先頭で左翼へソロ。1周すると、ベンチ前で「どすこい」パフォーマンスを披露した。前日6日の阪神戦では途中出場で2三振。実戦5試合で14打数無安打と苦しんでいたが「単純に技術論でいくと、昨日は始動が遅い。打ちたい打ちたいと思うがゆえに始動が遅れて慌てて打つ。始動を早めにとって、ゆったり間合いを取って振り切りさえすれば、こういう打席が増える可能性が高いと思う」とトンネルを抜け出す光を見いだした。

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