世界一を目指し、最強の侍が先陣を切る。侍ジャパンの大谷翔平投手(28)が今日9日、WBC1次ラウンド初戦となる中国戦に先発とDHの投打二刀流で出場する。8日、栗山監督から発表された。

大谷のWBC出場は今大会が初。降板後もDHで出場が可能な「大谷ルール」も適用され、3大会ぶりの世界一奪還へ、いよいよ二刀流が世界の舞台に立つ。

<WBCの主なルール>

◆球数制限と登板間隔 1次ラウンドは65球、準々決勝は80球、準決勝と決勝は95球。打席中に到達した場合は、その打席を完了するまで投球できる。50球以上は中4日、30球以上か連投した場合は中1日の登板間隔が必要。

◆延長戦とコールド 延長10回からタイブレークを採用。無死二塁から継続した打順で行う。1次ラウンドは5回以降に15点差、7回以降に10点差以上ついた時はコールドとなる。

◆リプレー検証 準々決勝までは1試合に1度、準決勝と決勝は2度要求できる。判定が覆った場合は回数に含まない。

◆その他 全試合DH制で、先発投手が降板後もDHで出場できる「大谷ルール」も採用。ワンポイント登板は禁止。登板した投手は故障などを除き、最低3人の打者と対戦するか、イニングを終了させなければいけない。

◆1次ラウンドの順位決定法 勝率で決める。2チームが同率の場合は直接対決で勝ったチームが上位。3チームの場合は当該成績で決め、それでも同じ場合は失点率、防御率、打率、抽選の順で決定する。

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