「村神様」の本拠地、神宮球場もサヨナラ打に沸いた。

楽天とのオープン戦に村上宗隆内野手(23)のヤクルトのユニホームを着て観戦に訪れた松橋双葉さん(20)は、母敦子さんとともに神宮近くの駐車場に車を止めて、車中のテレビで村上の殊勲打を見た。「ずっと調子が悪くてベンチで静かだったので心配していた。でも彼なら打ってくれると信じていた」と笑顔で語った。決勝の米国戦へは「明日はホームランで決めてくれると思います」と期待した。

侍ジャパンの村上のユニホームを「穴場の下北沢で買った」という田中快仁さん(33)は、年間チケットを保有するほどのヤクルトファン。「今まで打っていなかったのでツイッターでたたかれていた。これで見返せた」と喜んだ。村上の復活打に涙は出なかったというが「涙は明日の決勝に取っておきます」と、14年ぶりの世界一を祈った。

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