ラーズ・ヌートバー外野手が世界一となる決勝打点を刻んだ。

2回、同点に追いつき、なお1死満塁。2球で追い込まれたが、内角への厳しいツーシームに食らいついて詰まった一ゴロを転がし、三塁走者の岡本を迎え入れた。泥くさくも、侍の執念が凝縮された一打だった。「絶対に優勝できると思っていた」と熱く言った。

おなじみのペッパーミル・パフォーマンスは今や、チームのみならず日本中に浸透。試合後には母久美子さん、父チャーリーさんと取材を受けた。久美子さんは金メダルを手に「こんなのもらっちゃってすごい! 感動しかないです!」と息子に感謝。ヌートバーも笑顔だ。

カージナルスの同僚で米国代表のゴールドシュミットらからも祝福を受け「リスペクトしている兄貴みたいな存在。言葉をいただいてうれしかった」と喜びに浸った。一挙手一投足が、今後日本でも注目の的になりそうだ。

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