村神様が帰ってきた。侍ジャパン村上宗隆内野手(26)が1日、チームに合流し、京セラドーム大阪で公式練習に参加。

フリー打撃では47スイングで5階席への推定140メートルの特大弾2発を含む8本の柵越えを放った。その後は一塁の守備位置でノックを受けるなど、実戦に向けた準備を進めた。井端弘和監督(50)は2日にも全30選手が顔をそろえる見通しを明かした。同日のオリックス戦(京セラドーム大阪)からはメジャー組の試合出場も可能。いよいよWBC本番モードに突入する。

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村上が描いた放物線にWBC連覇への夢が見えた。チームに合流し、即フリー打撃を敢行。前半3セットは22スイングで柵越え1本も、後半3セットは25スイングで7本のアーチを描いた。チャンドラー社の“大谷バット”を使用した第5セット37スイング目には推定飛距離140メートルの特大弾も披露。「時差ボケも多少ありますし、万全かどうかは分からないですけど、その中でも試合があるので、もうやるしかない」と決意を47スイングに込めた。

ジャパンのユニホームに袖を通すことに迷いはなかった。昨年12月にホワイトソックスと契約。メジャー1年目を迎える今季は自身の調整や環境に順応するため、代表入りを辞退する選択肢もあったはず。それでも「日の丸を背負うチャンスがあるのであれば、僕から断るということはないです。そういうチャンスがあることはすごく誇らしいことなので。僕は全然迷いはなかったです」と力強く言った。

できることはやってきた。帰国まではアリゾナでホ軍キャンプに参加。オープン戦は4試合に出場し、計13打数5安打、2打点、打率3割8分5厘を残した。充実の日々を送り「無事にけがなく、向こうでもキャンプを過ごせました」と振り返った。

見つめるのは連覇ただそれだけ。2日のオリックスとの強化試合にも出場予定。井端監督も「中軸として考えていますし、彼本来のバッティングを心がけてくれれば」と期待する。村上は「勝ちに少しでも貢献できるような活躍ができればなと思っています。できるのであれば毎打席ホームラン打ちたいですし、毎打席いい打撃ができればなと思ってるんですけど。そうもいかないので、なんとか自分の状態を上げながら、いい打席をたくさん送れるように」。打線の軸にどっしりと座る村神様が日本に帰ってきた。【水谷京裕】