侍ジャパン菅野智之投手(36=ロッキーズ)が、メジャー式と日本式を合わせた「SUGANO流」で4回4安打無失点と好投した。得点圏に走者を背負った1回2死一、三塁ではデールを142キロのスプリットで遊ゴロに凡退。2回はスプリットを勝負球に2三振をマークし、4回無死二塁のピンチでは、後続3人の打者に対し、スプリットを勝負球に抑え込んだ。

「若月がいいリードをしてくれた。しっかり2人で話し合って、試合に入っていって、彼の好リードに応えることができて良かったです」

メジャーで有効性を実感した高めの速球を見せながら、50球中約半分の24球を占めたスプリットの効果を増大させた。最速は150キロをマークし、巨人時代は投球の軸だったカットボール、スライダーも有効に交えながら、長打のあるオーストラリアの打者に的を絞らせず。日本時代から不変の制球力も抜群だった。

約60年ぶりの天覧試合だった。菅野は登板直前のキャッチボール中に天皇、皇后両陛下の方を向き、帽子を取って、頭を下げた。「僕にとっても日本の野球界にとっても、特別な日になるっていうのはわかっています」と重みをかみしめながらマウンドに上がり、スコアボードにゼロを並べた。【久保賢吾】

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