リベンジなるか、返り討ちとなるのか。侍ジャパンの大谷翔平(31)が、2年連続12勝をマークしたベネズエラの左腕ランヘル・スアレス投手(30=レッドソックス)との再戦に臨む。

昨季MLBのポストシーズン、フィリーズとの地区シリーズでは3打数無安打に抑えられ、通算では5打数1安打。速球の平均球速は90・5マイル(約146キロ)とアベレージを大きく下回るが、左打者に対して内角に食い込むツーシームを中心にスライダー、カーブを交え、右打者には落差のあるチェンジアップとカットボールを投げ分ける。

昨年9月15日の初対戦から6打席で全25球。大谷がスイングしたのは11球で、そのうちコース内角が8球だった。真ん中に入ってきたスライダーは1球のみ。だが、好球必打を徹底する大谷が、完全にタイミングを外されて空振り三振を喫した。安打を放ったのは、外角低めのスライダーに食らいつき、タイミングを外されながら右翼線へ運んだ二塁打だった。

MLB公式データサイト「ベースボール・サバント」によると、大谷に対するスアレスの配球分布図で傾向が高いのは、内角と低めへの配球だ。制球ミスは、ほとんどなかった。一方で、ストライクゾーンから外れたボールは14球(56%)と誘い球も多かった。

内角への厳しいコースに対応しながら、ゾーン外へ外れるボールをいかに見極めるか。失投が少ない中で、いかにミスショットを減らすか。大谷が出塁できれば、右の強打者鈴木が控えており、得点できる可能性が高まる。球数を増やせれば、早い回で降板させる展開にもなり得る。スアレス攻略へ突破口を開くには、まずは大谷の打席が鍵を握ることになりそうだ。【斎藤庸裕】

◆ベネズエラ予想スタメン

<1>(右)アクーニャ=23年「40-70」のリードオフマン

<2>(三)ガルシア=昨季球宴初選出の成長株

<3>(二)アラエス=首位打者3回の天才肌

<4>(一)ウィルソン・コントレラス=通算172発&球宴3回の強打者

<5>(捕)ペレス=通算303発&球宴9回の主将

<6>(指)E・スアレス=昨季49発&通算325発

<7>(左)アブレイユ=昨季22発&ゴールドグラブ2回

<8>(遊)トーバー=24年ゴールドグラブ賞のスター候補

<9>(中)チョウリオ=2年連続20発以上の22歳

(投)R・スアレス

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