セミファイナルで実現した悪童対決は、衝撃の結末となった。

世界3階級制覇のジョン・リエル・カシメロ(37=フィリピン)と、2階級制覇のルイス・ネリ(31=メキシコ)が激突。

1回からいきなり試合は動いた。カシメロがショートの左フックでダウンを獲得。さらに右ストレートから左フックのコンビネーションでネリをマットにはわせた。ネリの反撃をかわして、左フックで3度目のダウンを獲得。足がふらついたネリはゴングに救われた。

2回もカシメロはとまらない。ネリの左ストレートを外して、カウンターの右フックをヒット。この試合4度目のダウンを奪った。

3回、ネリは力を込めたパワフルなパンチで反撃。空振りが多いが、当たれば必倒の力強さを見せた。カシメロはラウンド終盤に左フックから右ストレートで5度目のダウンを奪った。

結末は4回だった。カシメロはネリの動きを見極めて右ストレートから強烈な左フックをヒット。ネリは側頭部を揺らされて、後ろに崩れ落ちた。そのままレフェリーが試合を止めた。

悪童対決は、カシメロがネリを6度倒して、4回42秒TKO勝ちとなった。

カシメロは「ネリを倒して、井上尚弥を倒した気分です」と上機嫌だった。【益田一弘】

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