WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者伊藤千飛(21=真正)が初防衛に成功した。同級13位クレア・ヴィラロサ(20=フィリピン)の挑戦を受け、3回0分50秒、TKO勝ち。右ストレート一撃でダウンを奪い、レフェリーストップに追い込むと「初めて拳に手応えがあって倒せました。山下(正人)会長と厳しい練習をやってきた。その成果が出ました」と振り返った。

後楽園ホールで初めて務めたメインを圧勝劇で締めくくり「本当に倒せて良かった」と笑顔。山下会長は「試合を重ねるごとにパンチがついてきた。8オンスのグローブでどんな試合をするかが楽しみだった。スパーリングも良かった。これから何があるか分からないし(パンチを)もらわないでこしたことはないから」と今後の課題も挙げた。

既に日本同級最強挑戦者決定戦にエントリーしている。日本バンタム級2位辻永遠(26=KWORLD3)と挑戦権を懸けて拳を交えることが内定している。勝てば来春の日本王座挑戦権をつかめる。伊藤は「日本王者になり、必ずバンタム級で世界を取れるように頑張りたい」と気合を入れ直していた。【藤中栄二】