プロボクシングWBA世界ライトフライ級新王者の吉良大弥(23=志成)が、最速2階級制覇挑戦に意欲を見せた。国内最速タイのプロ5戦目での世界王座獲得から一夜明けた3日、都内の所属ジムで会見に臨み「狙えるなら狙っていきたい」と明言した。
2日の同級王座決定戦で同級2位カニサレス(ベネズエラ)に左フック一撃で7回TKO勝利を収め、元世界4階級制覇王者の田中恒成と並ぶ国内最速での世界王座獲得に成功したが、減量苦のため試合後はフライ級転向の可能性を示唆していた。
2階級制覇の世界最速記録は元3階級制覇王者ロマチェンコ(ウクライナ)の7戦目。国内最速は井上尚弥と田中の8戦目。この記録に挑戦する権利を手にした吉良は「誰もができることじゃない。今の自分の立場でしかできないことに価値がある」と意欲的だった。
次戦は陣営が計画している大みそか興行への出場が濃厚。吉良は階級について「まだ分からない。落ち着いて考えたい」と明言を避けた。もう1試合だけライトフライ級で戦う可能性もある。そうなると今回、ひじの負傷で吉良との指名試合に出場できなくなったWBA、WBO世界統一王者サンティアゴ(プエルトリコ)との統一戦が濃厚。復帰を目指す元4階級制覇王者の井岡一翔とともに、恒例の“大みそかボクシング”の2大看板になりそうだ。【首藤正徳】

