栃煌山が好調な春日野部屋には、26人の力士に対し全43部屋中最多となる6人の部屋付き親方がいる。待乳山(元小結播竜山)富士ケ根(元小結大善)二十山(元小結栃乃花)竹縄(元関脇栃乃洋)三保ケ関(元前頭栃栄)岩友(元前頭木村山)の各親方だ。
最近、栃煌山の面倒を見ているのが岩友親方。仕切ってから立つまでの間合いを短くすることや、稽古場で「お前が引っぱっていかなきゃダメだ」と積極的な声出しのススメを説いた。栃煌山は「岩友さんは1年しか変わらないんで」と、入門1年違いで、まだ稽古場にまわしを着けて立つ身近な先輩を頼りにする。
幕下栃飛龍は「親方はそれぞれタイプが違うから、どんな弟子が入ってきても対応できる」と、個々に合った指導を受けられる良さを強調。師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「押し相撲の力士は、四つの親方にどう押されたら嫌か、直接聞ける。それに、名古屋は三保ケ関、九州は竹縄が担当で、切符や宿舎の手配をやってくれるから助かるんだ」。きめ細かな技術指導に、雑務面の負担軽減。師匠にとっても、部屋付きが6人いるメリットは大きそうだ。【木村有三】


