11月18日に東京・EBARA WAVEアリーナおおたで開催される『ONE SAMURAI 5』で、ONEストロー級(-125ポンド=約56.7キロ)MMA世界王者ジョシュア・パシオ(30=フィリピン)に挑む山北渓人(30=リバーサルジム新宿Me,We)が2日、都内で練習を公開し、王座奪取への決意を語った。

決戦を約2週間後に控え、山北は「仕上がりはもう100%出来上がってるんで、体重の方も順調に、ハイドレーションも問題なくクリアできそうなんで。あとは気持ちの部分をしっかり仕上げて、しっかり獲る方の気持ちを試合に向けて作りたいと思ってます」と充実ぶりを明かした。

ONEの頂点は競技開始時からの目標だった。「ストロー級はやっぱりONEが世界一で、これが実質世界一決定戦ということになる。MMAを始めた時から僕はそこを目標にしてきたんで、そこについにたどり着けるんで、全力で獲りに行きたい」と力を込めた。

『ONE SAMURAI』の直近2戦では、パンクラスと修斗の元王者・黒澤亮平、現役修斗王者の田上こゆるに連続一本勝ち。「しっかり一本勝ちでフィニッシュできたのが、自分の中では決定的だなと思ったんで。国内との差は結構はっきりあるなと思えたんで、自信にもなったし、周りにもアピールできたと思うんで、この2試合が大きかったですね」と手応えを口にした。

王者パシオについては「ストライカーのイメージがまず第一に直感であるんですけど、最近の試合見てもやっぱり高いグラップリング能力とか極めも持ってるんで、総合的にやっぱり強いファイターだと思ってる」と警戒しつつ、「パシオ選手も高いグラップリングテクニックを持ってると思うんですけど、僕の方が上だと思ってるし、やっぱり狙う側の方が強いと思ってるんで、そこは結構僕に有利なんじゃないかと思ってます」。その上で試合展開は「打撃、組んでも打撃でも、どの場面でも自分の弱みを見せない。弱みを見せたらやっぱり極め切る力をパシオは持ってるんで、そこを見せないような試合にしていきたいです」と語った。

さらに今回はプライベートの節目も重なる。夫人が第1子となる男児の出産を控えており、「僕の試合の日に入院して、次の日に産むって(予定に)なってるんで、ちょっと忙しいですけど」と笑顔を見せ、「一番いいタイミングだったかなと思ってます。負けられない理由がたくさんあるんで、流れ的にも獲る流れだと思ってます」「絶対獲る、獲らなきゃいけない流れができてると思ってるんで、そこをしっかり獲り切りたいです。ベルト持って行けるように、それが一番いい形だと思ってます」と誓った。

戴冠(たいかん)後の展望は「一番目指してたところがストロー級のチャンピオンなんで。達成した後は僕的にはグラップリングとかそっちの試合もONEでしてみたいなと思ってます。変わらずONEでずっと試合に出たいし、グラップリングでも強い人と戦ってみたい」と明かし、2種目王座獲得へ「グラップリングのレベルをもう1段階上げないといけないと思ってるんですけど、目標が欲しいので、そこを目標にしていきたいです」と高みを見据えた。