新日本の新たな若手育成プロジェクト、第1回ライオンズゲート大会が行われた。

 団体の枠を超えて若手が挑戦できる環境を提供することを目的に、今回は実験的にノアとの対抗戦形式を取った。

 試合前には、1月に入門したばかりのアマレス全日本王者コンビ、岡と北村がレスリングのエキシビションマッチを行った。第1試合がデビュー戦となった本城匠(23)は、ノアのベテラン、マイバッハ谷口と対戦。184センチ、110キロの巨体を生かして戦いを挑むも、マイバッハ谷口にわずか4分24秒で完敗した。「クソー! 全然ダメだ。オレが今までやってきたことは、全然ダメ。死ぬまで練習するしかない」と泣きながら話した。一方のマイバッハ谷口は「初心に帰ることができた」と新弟子時代をなつかしんでいた。メーンでは、永田裕志がノアの若手、北宮光洋を激闘の末、バックドロップホールドで仕留めた。永田は「北宮ももう一踏ん張りできれば。今後は、事情が許せば若い人材をいろんなところから引っ張ってきたい」と、今後への期待を寄せた。第2回は5月19日に、今回と同じ新宿FACEで開催される。