新日本は12日、後楽園ホールで17年新卒大学生を対象とした会社説明会を行った。

 創立から44年になるが、会社説明会は初めて。しかも、実際にプロレス興行を行う会場での異例の説明会となった。会場には474人の学生が詰めかけ、会社の歴史や採用の概要を聞いた後、前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカらが出場したプロレスを2試合観戦した。エース棚橋もあいさつし「ボクが人事部長だったらどういう人材が欲しいか。ずばり、疲れない人材です。ボクは疲れたことがないので使ってください、と言ってくれたら」とアドバイス。原田克彦社長(52)は「後楽園ホールでの開催は、今まで経験したことのないことや、新しいことをどんどん取り入れてやっていきたいということ。業績も向上して、新しい人材を取り入れていくには、公の場でやることが大事だと思った。思いのほか、プロレスを観戦したことのある学生が多くて、あらためて心強く思った」と話した。採用は事業部の営業で、募集人数は未定。今後面接などを経て決定する。