弱冠20歳の総合格闘家・井上直樹(空手道白心会)がUFCデビュー戦を飾った。

 131ポンド(約59・4キロ)契約体重5分3回で、カールス・ジョン・デ・トーマス(20=フィリピン)と対戦。井上は2回に相手の背後を突き、パウンドの後に裸絞め、得意の腕ひしぎ十字固めを仕掛けて追い込んだ。最終3回にも寝技に持ち込みと終盤は上になってパウンドやひじ打ちの連続攻撃を浴びせ、3-0の判定勝ち。前日計量ミスしたデ・トーマスを倒し、世界最大と言われる総合格闘技イベントで上々の白星スタート。戦績をプロ11戦全勝とした。

 またUFC6戦目の佐々木憂流迦(うるか=27)はフライ級5分3回でジャスティン・スコギンス(25=米国)と対戦。1回に左ストレートを浴びてダウンを喫し、2回も後ろ回し蹴りで倒れるなど劣勢に立たされていたが、寝技勝負で形勢逆転。裸絞めでギブアップに追い込み、2回3分19秒、逆転の一本勝ちでUFC通算3勝3敗とした。