WWE史上最大の女子トーナメントの第1回大会は、元スターダム所属のカイリ・セイン(28=宝城カイリ)が優勝を飾った。

 決勝ではシェイナ・バズラー(米国)との顔合わせ。鋭いハイキックを浴びて場外に飛ばされ、得意の裸絞めも受けて窮地に陥った。絶体絶命のピンチにエルボーの連打で辛うじて回避。得意のスライディングエルボーを決めてマットにバズラーを倒すと、そのままダイビングエルボードロップを成功させ、フォール勝ちをおさめた。

 世界13カ国から32選手が集結し、WWE殿堂入りも果たした女子レスラー、メイ・ヤングさんの名前が刻まれたWWEで過去最大の女子トーナメントで頂点に立った。カイリは「どの相手も強くて、最初から最後までギリギリの中での試合でした。私は一番身長も小さいし、日本人1人でしたが、最後は皆さんの応援のおかげで勝つことができた。これからもっと上を目指して精進します」とコメント。表彰式ではWWE最高執行責任者トリプルHから左手を挙げられ、初代女王として満足そうな笑顔を浮かべた。