大仁田厚(60)が、引退セレモニーで母の松原巾江さんが登壇すると男泣きした。

 還暦になった25日にも着た赤いちゃんちゃんこならぬ真っ赤な革ジャンでリングに上った。衆院選で応援し、当選した原口一博代議士、プロレスメディア各社の関係者らとリング上で抱擁した。

 そして異父弟の松原孝明・大東文化大教授の後、母が泣きながらリングに上がると、包み込むように抱き締めた。そして「この人が来ると、俺、泣いちゃうんだよ」と言い、涙しながら母に謝罪した。

 大仁田 俺、弟よりバカ息子だからさぁ…心配ばっかりかけて。母さん、母さん、母さん…心配かけて、すみません。

 母に繰り返し謝罪し、「試合の時、暗くなるのでテンカウントゴング、今やって下さい」と要求。肩を振るわせながらテンカウントゴングを聞いた後、ファンに「おい、おい、おい、おい! 最後まで、最後まで、最後まで…ありがとよ!!」とメッセージを送った。【村上幸将】