中国初のプロレス団体「東方英雄伝」を立ち上げたIGFが15日、16日の旗揚げ大会(後楽園ホール)を前に都内の日中友好会館で会見を行った。

 東方英雄伝は、9月20日に中国・上海で発足。旗揚げ大会には、中国人レスラー8人が出場。メインがデビュー戦となるエース候補の王飛(23)は、船木誠勝と組んで、藤田和之・ケンドー・カシン組と対戦する。

 散打とブラジリアン柔術の経験を持ち、団体のツイッターによる公募に応募し、2カ月間トレーニングを積んできた王飛は「先輩たちとの戦いで勉強したい。経験はないが若さでぶつかっていく」と抱負を話した。東方英雄伝は、12月17日から中国・深センで6日間の興行が決まっているほか、月1回のペースで試合を予定。

 サイモン猪木CEO(43)は「中国は東京並みの大都市がいくつもあって、市場は広いし、プロレスの団体が1つもないのが魅力。新たなスポーツエンターテインメントとして注目されている。ポテンシャルのある市場で、我々も楽しみにしている」と話した。