さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで23日に行われた「K-1 WGP 2017」(日刊スポーツ新聞社後援)でスーパー・ライト級スーパーファイトを制した大和哲也(29)が24日、都内で会見し、野杁正明の持つ同級タイトルへの挑戦をK-1実行委員会に懇願した。

 Krush65キロ現王者の中沢純に、左フック1発で1回2分24秒に鮮やかなKO勝利。この日の会見で大和は「良い内容でアピールできた。来年3月の(さいたまスーパーアリーナ)メインアリーナ大会でタイトルに挑戦させてと、声を大にして言いたい」と一気にまくし立てた。

 14年2月にムエタイルールで大和に負けた野杁が、K-1王座獲得後の会見で雪辱を望んだ経緯もあって、3月の対戦は有力と見られる。「同じ名古屋出身で仲が良いが、彼がチャンピオンだからこそ、全力で戦える」という大和。会見の終わりに宮田K-1プロデューサーの方を向き、「3月スーパーアリーナでお願いします」と念を押していた。