ボクシングのトリプル世界戦の予備検診が29日に都内で行われ、IBF世界ミニマム級王者京口紘人(24=ワタナベ)は体力アップを数字で示した。

 挑戦者の同級1位カルロス・ブイトラゴ(26=ニカラグア)に身長は0・7センチ上回り、リーチは2・5センチ短かったが、首回りは2センチ、胸囲は5・5センチ上回った。7月の初挑戦に比べても、首回りは2センチ、胸囲は2・2センチ大きくなった。京口は「いいトレーニングができている結果」と成長を喜び、渡辺会長は「この階級ではほれぼれする体」と持ち上げた。相手とは初対面したが「5大世界戦で注目度は劣るが、おっと思わせる試合をして、いい年を迎えたい」とKOでの初防衛を狙う。