ボクシングのWBA世界ライトフライ級2位小西伶弥(24=真正)が15日、同級1位カルロス・カニサレス(25=ベネズエラ)との王座決定戦(18日、神戸ポートピアホテル)に向けて神戸市内で予備検診に臨んだ。19勝(16KO)1分けと無敗の相手と対面し「(相手は)体格もガッチリしているし、しっかり仕上げている。僕も仕上がっているので、リングの上では全力で勝ちにいきたい」と意気込んだ。

 この日はツーブロックの髪形で気合を入れ、初めての大舞台に向けてエンジンがかかってきた。一方で「普段通りの試合みたいな感じ。全力で(コンディションを)整えて勝ちたい」と冷静さも持ち合わせる。検診は両者とも異常なし。カニサレスは「特に(小西の)印象はないけれど、敬意は表したい。よく練習しているみたいだけれど、自分が勝ちたい」と言葉に力を込めた。