昨年8月に引退表明したプロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)が総合格闘家として現役復帰することが濃厚となった。

 近く米ネバダ州ラスベガスのコミッションに総合格闘技(MMA)の選手ライセンスを申請することが19日(日本時間20日)、米ニュースサイト「TMZスポーツ」に報じられた。メイウェザーは「すべて時間はかかるが、ライセンス申請するつもりだ。うまくいけばMMAを戦うことができる」とコメントした。

 ライセンス取得手続きと並行し、米総合格闘技UFCウエルター級王者タイロン・ウッドリー(35=米国)とのトレーニングを開始する予定だという。既にレスリングの練習も始めているというメイウイェザーは「オレはレスリングができる。オレのレスリングは悪くないよ」と総合格闘技への転向に前向きな姿勢をみせた。

 メイウェザーは昨年8月、ラスベガスのT-モバイルアリーナで、UFC2階級制覇王者で現ライト級王者コナー・マクレガー(29=アイルランド)とボクシングルールで対戦。約2年ぶりの試合復帰で、10回TKO勝ち。直後に現役引退を表明していた。プロボクシング戦績は50勝(27KO)無敗。